鉄骨とび工
鉄構部 直営工 職長
勝木 翔太 Shouta Katsuki
札幌市 2008年入社
とび技能士1級・登録基幹技能者
ゼロから造り上げ、カタチを残す
鉄骨とびは建設現場の花形
入社のきっかけは?
「デスクワークも、接客業も性に合わない。手に職をつけて、早くいっぱしの大人になりたい」。そんな自分に、建設現場で働くとびの仕事は、とても魅力的に見えました。ただ通っていた高校は普通科で、とびの求人はなく、進路を相談した先生に紹介されたのが稲田組でした。
実際にとびの仕事をしてみての印象は?
初めての建設現場は、想像以上の異世界。当時はリーマンショック後だったこともあり、入社間もなく、東京へ長期出張に…。右も左も分からない作業に、慣れない東京暮らしも加わって、正直、何回も辞めたいと思いました(笑)。でも「逃げたら負け」と自分に言い聞かせ、気づけば2年が過ぎていました。北海道へ戻り、さらに現場経験を重ねていく中で、ゼロから巨大な建物のカタチを組み上げていく“鉄骨とび”の仕事は、自分にとって天職だと思うようになりましたね。
仕事内容を教えてください。
入社から10年目にとび技能士1級を取得し、今は現場の職人をまとめる職長となりました。実務作業に加え、現場の状況や人の動きを見ながら安全確保に努めることも、日々の大事な仕事の一つです。とびの雇用条件や社会保障の有無などは、会社によって異なります。稲田組では、給料のほかに社会保険や退職金の積み立て、資格手当などの社会保障が整っているので、安心して働けますね。
休日の過ごし方は?
休日は子どもを連れて、サーフィンやスノーボード、キャンプなどのアウトドアを楽しんでいます。仕事とプライベートのメリハリをつけることで、気持ちをリフレッシュできます。
学生の皆さんへのメッセージ
多少は生意気でやんちゃでも、負けず嫌いな若者がこれから鉄骨とびの道を一緒に歩いてくれたら嬉しいですね。後に続く人たちの良い手本になれるよう、これからも自分の技術を磨いていきます。


とある1日のタイムスケジュール
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7:30
現場に到着
持参した朝ご飯を現場事務所で食べて、一日のスケジュールの打ち合わせなどを行います
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8:00
業務開始
現場で働く職人が集まり、1日の作業スケジュールを確認し、ラジオ体操をしたら作業開始
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10:00
15分休憩
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11:30
作業打ち合わせ
翌日の段取りの打ち合わせを行います
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12:00
昼休み
家から持参したお弁当でお昼ご飯。食後に午後の仕事の打ち合わせ
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13:00
再び現場へ
現場や他の職人たちの状況を見ながら、作業を進める
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15:00
15分休憩
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17:00
業務終了
現場の清掃や後片付けを行い、1日の作業内容を確認して帰宅